潜在株式 ( せんざいかぶしき )とは?
潜在株式とは、現在は株式に変えられていなくても、株価が発行時に決められた値段を上回ってくれば、株式に変えられて発行済み株式数に加えられる可能性があるストックオプションや転換社債、ワラント債(新株引受権付社債)のこと。潜在株式数とは、潜在株式に係る権利が、全て行使されたと仮定した場合の、発行済普通株式総数のことをいう。証券取引法において、各企業は、「一株当たり利益」と並んで「潜在株式調整後一株当たり当期純利益」の開示が義務付けられている。また、潜在株式比率とは、潜在株式数を発行済み株式で割ったもの。潜在株式が顕在化すれば1株当たりの利益の希薄化を招き、株式の安定化比率が低下したりするため、潜在株式がどの程度あるかはその企業の経営者にとっても投資家にとっても極めて重要な判断材料のひとつである。
関連用語
- 新規株式公開 【IPO】
- ストックオプション 【自社株購入権】
- 株式 【stock】
- 当期純利益 【当期利益】
- EPS 【一株当たり当期純利益】
- 証券会社 【securities company】
- 発行済株式数
- 銘柄
- トレンド 【傾向】
- 投資家 【invester】