東京開業ワンストップセンター ( とうきょうかいぎょうワンストップセンター )とは？
東京開業ワンストップセンターとは、東京都内で会社を設立する際の手続きをワンストップで行える施設のこと。国と東京都が設立し、2015年4月1日にサービスを開始した。港区赤坂にあるアーク森ビル7階の国際貿易振興機構(JETRO)のフロアに設置されている。
登記や税務、雇用保険や労働保険、健康保険や年金といった開業時に必要な行政手続きを1か所で行うことが可能。ベンチャー企業や外資系企業の開業を対象としており、多言語による通訳や翻訳のサービスも提供される。また、外国人の経営者、従業員、家族の在留資格認定証明書の交付申請も行うことができる。地域限定で規制緩和を行う国家戦略特区の一環であり、東京を国際的なビジネス拠点にするとともに、海外からの投資拡大を促進することが狙い。
なお、会社設立時の定款については、公証人が公証役場で認証するものと決められているため、現在はあらかじめ公証役場に出向いて認証を受ける必要がある。だが、2015年7月に成立した改正国家戦略特区法により、ワンストップセンターで認証を受けることが可能になった。