有利子負債比率 ( ゆうりしふさいひりつ )とは?

有利子負債比率とは、有利子負債自己資本を比較した指標のこと。有利子負債÷自己資本×100(%)の計算式で求められる。この比率が高いほど借入金に依存していることになる。

「有利子負債」とは、金利をつけて返済する必要がある負債の総計を意味する。具体的には、銀行などからの短期借入金長期借入金社債コマーシャルペーパー割引手形、1年内返済金などを指す。日々金利が発生するため、その金額が増えるほど利益を圧迫する。そのため、この残高が少ないほうが企業の財務状況の安全性は高いといえる。

有利子負債比率も、その安全性を測る指標のひとつとなり、借入金の返済能力と金利負担を確認できる。

ちなみに、総資産に対して有利子負債残高が占める割合を「有利子負債依存度」と呼び、有利子負債残高÷総資産で算出される。こちらも同様に財務状況の安全性を測る指標の1つとなっている。

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