最終利回り ( さいしゅうりまわり )とは?
最終利回りとは、単利のひとつで、投資者が債券を買った日から、最終償還期日(満期日)まで売却せずに保有した場合、得られる利益の投資金額に対する割合を年換算し、投資元本に対して年率で表した利回りのこと。1年当たりに換算して、投資元本に対して年何%の利回りになるのかをみる。
債券の利回りには、再投資を考慮している複利と、考慮していない単利があり、一般的に日本では、利付債は単利で、割引債は複利で計算されている。
計算方法は、最終利回り={1年あたりの受け取り利息+(額面-購入価額)÷残存年数}÷購入価格×100で求めることができる。
言い方を変えると、1年当たりの利回り=(1年当たりのインカムゲイン+1年当たりのキャピタルゲイン÷残存年数)÷購入価格×100といえる。
例えば、利回りと残存年数が同じ銘柄の債券があった場合、1年当たりの受取利息の大きい銘柄のほうが、債券価格が高くなる。すでに発行されている債券を購入する場合には、利率だけを比較するのではなく、最終利回りを計算して比較することが望ましい。