利付債 ( りつきさい )とは?
利付債とは、債券の中で、発行日から償還期日になるまで、定期的(年1回または2回)に利息を受け取る事が出来る債券のこと。利息は、債券に付随するクーポンと引き換えに支払われるので、利息のことを「クーポン」ということがある。
債券の利息が発行当初のまま固定されている「確定利率債」と、利払い期間ごとに利息支払時の市場の実勢金利に連動して利率が変動する「変動利率債」の2種類がある。変動利率債の利率は半年程度で見直されることが多く、基準金利としては通常LIBORが用いられる。規制緩和により、1994年以降には民間企業からも変動利付社債が発行されている。
また、利付債のうち、低クーポン債(償還期限が15年以上で利率0.5%、10年以上15年未満で0.4%、8年以上10年未満で0.3%、7年以上8年未満で0.2%、7年未満で0.1%のもの)に該当する利率を上回る条件で発行された債券のことを「ディスカウント債」という。