日米自由貿易協定 ( にちべいじゆうぼうえききょうてい )とは?

日米自由貿易協定とは、日米両国で締結が議論されている自由貿易協定(FTA)のこと。2009年現在、締結には至っていない。自由貿易協定とは特定の複数国や地域で、域内の関税を撤廃し、数量の制限などの貿易障壁となるものをなくすことで自由貿易の発展を促すための協定。しかし、もし日米間で自由貿易協定が締結されれば、米国産農畜産物の輸入が増加し、国内の農畜産業が大きな打撃を受けることが懸念される。一方で日米間の自由貿易協定は相互の経済連携強化にメリットがあるとされている。

1980年代後半に当時の米マンスフィールド駐日大使が最初に提唱したとされる。米国には東アジアに強力な布石を打つために、日米自由貿易協定を推進すべきだという意見もある。

2009年現在、日本が自由貿易協定を締結しているのはシンガポール、メキシコ、タイ、フィリピン、マレーシア、そしてASEAN全体。また、2007年に米国は韓国と自由貿易協定を締結している。

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