手形貸付 ( てがたかしつけ )とは?

手形貸付とは、手形担保として銀行に差入れて、お金を借りるという方法。借主は貸主に手形を差し出し、貸主は手形の額面金額から満期までの利息を差し引いた金額を借主に渡す。1年以内の短期資金を得たい場合に実施される方法で、返済方法には分割返済、一括返済いずれも可能となっている。

手形貸付の貸手側としては、手形不渡りになることを避けるために返済履行の確度が高く、貸し倒れリスクが少ない、履行されなかった場合には手形訴訟という簡便な形での訴訟ができる、手形割引によって支払期日前に現金化することができるといったメリットがある。

借手側からすれば、証書貸付のように保証人署名捺印や印鑑証明書などが求められることなく、迅速に手続きができること、印紙税が安く済むといったメリットがある。

関連用語

索引