大量償還 ( たいりょうしょうかん )とは?
大量償還とは、債券や投資信託などが満期を迎え、大量に償還が行われること。国債などの規模の大きい債券の償還が行われると、大量の償還金が市場に出回ることになるため、新たな投資先がどこになるのかが注目される。
日本の個人向け国債は2003年3月から発行が開始され、2006年に発行された固定金利5年型の個人向け国債が2011年に満期を迎え、個人向け国債としては初めての大量償還が行われている。国債の償還金で再び国債を購入するケースもあるが、2006年当時と比べて金利が低くなっているため、ほかの金融商品へのシフトも多く起こると予想されている。