回路配置利用権 ( かいろはいちりようけん )とは?

回路配置利用権とは、半導体集積回路の回路配置を保護するための知的財産権のこと。回路配置利用権は、半導体集積回路の権利を保護し、健全な経済成長を促すための法律である「半導体回路配置保護法」によって規定されている。権利の行使には登録が必要となり、保護期間は登録完了の日から10年間のみで、延長や更新はできない。

登録の際には、経済産業大臣から委託された「財団法人ソフトウェア情報センター(SOFTIC)」による審査を受ける。審査事項は、(1)申請者が回路配置の創作者またはその承継人であること、(2)創作者や承継人が2人以上いる場合は、共同申請となっていること、(3)創作者や承継人が申請日の2年前までにわたり、回路配置の譲渡や輸入を行っていないこと、などがある。

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