商品回転率 ( しょうひんかいてんりつ )とは?

商品回転率とは、商品仕入れから販売までの効率性を示す指標。計算式は「一定期間の売上高÷一定期間の平均在庫高」。

商品回転率は、商品を仕入れ、これが販売されるまでの平均期間によって測定される。そこから、商品を仕入れてから販売するまでの期間、またはその回転数を求めることができる。

たとえば、年6回ならば、平均して商品が2ヶ月ごとに1度回転して、入れ替わることを意味する。

これにより、商品が「どのくらいの期間で在庫ではなくなり、販売されたのか」を調べることができ、同時に売れ筋や死に筋の商品を把握することもできる。

また、適正な回転率は業種や業態、販売する品目により異なるが、高いほど的確な売上予測に基づいた在庫管理や販売管理が効率良く行われていることを示す。

この商品回転率は、一定期間の売上高÷一定期間の平均在庫高で求めるが、その計算式は金額、または数量を基準にしている。

金額で算出する場合には、「売上高(売価)÷平均在庫高(売価)」となる。ただし、売上原価が正確に把握されている場合には、そちらを使用する方が好ましいとされている。ちなみに、平均在庫高は「(期首棚卸高+期末棚卸高)÷2」の式で算出される。

一方、数量で算出する場合には、「売上数量÷平均在庫量」となる。

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