協調介入 ( きょうちょうかいにゅう )とは?

協調介入とは、市場介入(外国為替平衡操作)の一つで、主要国の中央銀行が為替相場の行き過ぎを是正することや、インフレ抑制などの目的で為替相場の安定を図るために同時に外国為替市場で外貨を売買すること。一国のみで行う介入よりも効果が高いといわれている。1985年にニューヨークのプラザホテルで行われたG5(先進5カ国蔵相・中央銀行総裁会議)で発表されている「プラザ合意」は、先進国により協調的ドル安の実施を図ることがメインテーマだったが、大幅な対外不均衡を是正するためには為替レートの調整が有効であるということが明確化された。2000年には下落を続けるユーロの世界経済に与える影響に憂慮し、協調介入が実施されている。協調介入などの市場介入は、市場に大きな影響を与えるため実施は慎重に行われている。

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