利落ち ( りおち )とは?

利落ちとは、債券の受渡日がその債券の利払日にあたり、その約定によって、経過利子が発生しない状況のこと。通常、すでに市場に流通している既発債を売買すると、買い手が前回利払日の翌日から受渡日までの日数(経過日数)について、日割りで計算された利息相当分を売り手に支払う経過利子が発生するが、利落ちの場合はその経過利子のやりとりがない。

反意語は、経過利子を経過利子として受渡しするのではなく、その分を単価に上乗せして表記する方法である「利含み」。通常、債券の経過利息はマイナスになることはないが、ごくまれに、権利落ちが利払い日の前に設定されていて、利落ち日と利払い日の間に債券を購入した場合にマイナスとなるケースがある。

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