分割原資 ( ぶんかつげんし )とは?
分割原資とは、株式分割をする余力(原資)がどの程度あるかを示したもの。株式分割ができる資金の額のことで、一般的に、株式分割は額面超過分と資本準備金を原資として行われる。分割原資は「(資本金-額面×発行済株数)+資本準備金」で算出され、数字が高いほど余力があることを意味する。また、分割余力とは、株式分割をするために必要な資本が、発行済み株式数に対して何倍あるかを数値化した指標のことであり、その原資のことが分割原資である。分割余力は倍数で表示され、1つの株が何株まで分割できるかがこれによりわかる。例えば、分割余力が3倍と算出された場合、現在の1株を4株(元の1株+分割余力3株)まで分割することができる資本的余裕がその企業にはあることがわかる。なお、優先株や後配株など普通株以外の株式を発行している会社の分割余力は表記が困難である。