ラスパイレス指数 ( ラスパイレスしすう )とは?

ラスパイレス指数とは、各地方公共団体の一般行政職の平均給与額を、職員の学歴別・経験年数別構成などが国と同一であると仮定し、国家公務員の平均給与額を100として算出した指数のこと。総務省は毎年、地方公務員の給与水準をこのラスパイレス指数を用いて発表している。

国は、地方公務員の給与は国家公務員と同等水準であるべきだとして、指数の高い自治体には指導を行ってきている。その結果、近年のラスパイレス指数の全国平均はピーク時(1980年)の約110から約100になってきている。2007年には国の給与構造改革に伴い、給料表の引き下げとともに客観的な支給基準に基づく地域手当が導入されたため、地域手当の支給率を用いて補正したラスパイレス指数(地域手当補正後ラスパイレス指数)も算出されている。

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