ユーロ建て債 ( ユーロだてさい )とは?
ユーロ建て債とは、外貨建て債券のなかのひとつ。ユーロで元本を払い込み、償還金や利息などもユーロで払うことを約束した債券のこと。
1999年の欧州通貨統合により、新しい通貨計算単位としてユーロが導入され、2002年より、ユーロを単位とする紙幣やコインが発行されるのに伴い発行され、日本でも一部の証券会社で購入が可能である。為替手数料がかかるが中途解約(途中売却)も可能である。
ユーロ建て債は、円の債券より高い金利が魅力で、満期まで保有すればユーロの額面金額で償還されるが、日本円の資金をユーロ建て債券で運用し、最終的に日本円で回収する場合には為替リスクが存在する。他に、価格変動のリスクや信用リスクも生じる。また、売却の際には、有価証券取引税がかかる。