ソルベンシーマージン比率 ( ソルベンシーマージンひりつ )とは?

ソルベンシーマージン比率とは、予測を超えるリスクに対する支払い能力を示すもので、生命保険会社の経営指標の一つ。1996年から導入され、1999年3月期決算より、全ての生命保険会社で公表が義務付けられている。

生命保険会社は、将来の保険金などの支払いに備えて責任準備金を積み立てているが、それを超える想定外リスクが生じた場合に対応できる支払い余力を判断する数値であり、生命保険会社を比較する際に広く使われている。

一般的に200%を超えていれば、大地震や株価暴落などの非常事態でも十分な支払い余力があると見られ、数値が大きいほど経営が安定しているとされている。

200%に満たない場合は、金融庁監督局から業務改善計画の提出要求など、経営の健全性回復を図るための早期是正措置がとられる。

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