ジャンクボンド ( )とは?
ジャンクボンドとは、債権回収の可能性が低いとみなされる債券。一般的に債権格付けがスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)社でBBB、ムーディーズ・インベスターズ・サービスでBaaを下回る債券を指す。ジャンクとはがらくた、紙くずの意味。1996年1月からジャンクボンドの発行が日本で可能となり、メキシコやブラジル、ルーマニアなどの中南米の低格付円建て外債(サムライ債)が発行されるようになった。ジャンクボンドを発行する側は、創業から年数の浅い中小企業や、信用度に問題のある企業である場合が多く、こうしたリスクを負う代わりに投資適格債よりも高い利回りを設定している。信用が低い分利回り(イールド)が高いということで、ハイイールドボンドともよばれる。アメリカの投資銀行家、マイケル・ミルケンがジャンクボンドの有用性に目をつけ、市場開拓に乗り出してからわずか数年で株式、債券に引けをとらないシェアを獲得した。
関連用語
- 債券
- ハイイールド債 【ハイイールドボンド】
- 格付け
- 投資家 【invester】
- 利回り
- 債務不履行 【デフォルト】
- 個人向け国債
- 為替ヘッジ
- S&P 【スタンダードアンドプアーズ】
- NISA 【少額投資非課税制度】