ショーグン債 ( ショーグンさい )とは?

ショーグン債とは、国際機関や外国の政府、地方公共団体、企業など日本国外の発行体が、日本国内で発行する外貨建ての債券。外貨建て外債の一種であるので、元本の払い込み、利払い、償還はすべて外貨建てで行われる。そのため日本国内で発行されるものの、為替レートの変動による為替リスクが存在する。例えば、購入時よりも償還時の方が円高となった場合などには、損失を生む可能性がある。

また、このショーグン債が増加した契機としては1985年に世界銀行が発行したドル建て債があった。当初はこのような国際機関や外国政府による発行が多かったが、その後の規制緩和によって外国企業の発行も増加した。発行通貨は米ドルが多いが、ユーロ建てや豪ドル建てなど幅広くある。

ちなみに類語として、外国の発行体が日本国内で発行する円建ての債券を指す「サムライ債」がある。

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