PFI法 ( ピーエフアイほう )とは?
PFI法とは、民間の資金とノウハウを活用して、公共施設の整備や建設、維持管理、運営などを行い、また、公共サービスの提供を行う手法を定めた法律のこと。1997年に制定。通称はPFI(Private Finance Initiative)法と呼ばれている。
もともとは、1992年にイギリスで導入された手法であり、例としては、市民会館の設計、建設から運営までを民間企業に委託。その際に必要となる資金調達も委託。契約期間終了後、施設所有権を行政に移転することなどがあげられる。
地方自治体を中心に活用されており、介護施設や廃棄物処理施設、文化施設など幅広い分野でPFIが用いられている。行政側としては、コスト削減やサービス向上などが狙え、委託された民間企業は、契約期間中、安定した収入が行政から得られるなど、メリットが双方にある。ただし、契約終了時の仕様を契約締結時に厳密に決定するため、契約締結時に想定しなかった事態が発生した場合には契約の変更が難しいなどのデメリットもみられる。
関連用語
- PFI 【民間資金を活用した社会資本整備】
- 事業
- SPC 【特別目的会社】
- 第三セクター
- プロジェクトファイナンス 【project finance】
- ファイナンス 【finance】
- 費用 【コスト】
- 地方自治体 【地方公共団体】
- スキーム 【scheme】
- 資金