金外信託 ( きんがいしんたく )とは？

金外信託とは、信託会社が信託を引き受ける際に、金銭で受け入れ、信託終了時に元本と収益を金銭で返還する金銭信託の1つで、信託期間が終了したら財産を、株や債券など、運用している現物のままの状態で返還する信託のこと。一定期間財産の運用を委託する信託期間の終了時に、委託者(受益者)が信託財産を金銭で受取るものを金銭信託といい、株式などの現物で受取るものを金外信託という。現物のまま返還するメリットとしては、運用の成果である運用益を持続する狙いがあるが、他にも、株をそのまま引き取り、損失の表面化を避けるためにも使われているといわれる。また、金外信託のうち、委託者(投資家)が指定した運用財産の種類運用方法などの範囲内で、受託者(信託銀行など)の裁量によって運用管理される信託で、信託終了時に金銭で信託財産が交付される信託のことを指定金外信託という。ファンドトラストと呼ばれることも多い。

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