義援金配分委員会 ( ぎえんきんはいぶんいいんかい )とは?

義援金配分委員会とは、災害時に集められた義援金を、被災者に公平に分配するための計画を審議し、決定する組織のこと。被害を受けた各都道府県にそれぞれ設置される。義援金配分委員会は、都道府県を中心として、日本赤十字社などの義援金受付団体、福祉団体代表、被災者代表、ボランティア代表、学識経験者などで構成される。

都道府県に送金された義援金について、配分対象や配分基準、配分時期、配分方法などを審議し、決定するのが義援金配分委員会の役割である。委員会の決定にもとづいて、市町村などから個別の被災者に義援金が分配される。義援金を公平に分配するには、被害の全容を把握する必要がある。しかし、それでは義援金が被災者に届くまでに時間がかかり過ぎるため、実際には何回かに分けて義援金が分配される。

2011年3月に発生した東日本大震災では、まず被害を受けた各都道県に義援金を分配するために、義援金受付団体、学識経験者、都道県などによる「義援金配分割合決定委員会」が設置され、都道県への義援金の配分割合が決定された。

関連用語

索引