米国公認会計士協会 ( べいこくこうにんかいけいしきょうかい )とは?

米国公認会計士協会とは、米国の公認会計士、略称CPAで構成される職能団体のこと。強制加入ではないが、推定でCPAの4分の3が加入していると言われている。英語表記はThe American Institute of Certified Public Accountantsとなり、AICPAの略称で知られる。

設立目的は、全米の公認会計士を団結すること、高度な職業遂行規準を促進および維持すること、公認会計士の利益を促進すること、会計士研修を実施すること、米国公認会計士と海外の職業会計士との友好関係を深めることなどである。

会員数は37万人と世界最大級の規模を誇る。AICPAへの加入資格は、州委員会により資格が有効と証明されたCPAであること、統一CPA試験の全科目に合格していること、AICPAの継続専門研修の要件を満たしていることが挙げられる。また、加入したメンバーは、AICPAの定款および専門家行動基準を遵守することが求められる。

AICPAは、大学生や公認会計士試験の受験希望者に公認会計士になる道についての情報を伝える目的で、「ThisWaytoCPA.com」というwebサイトを開設している。近年では日本を含む海外からのCPA受験者が増えており、2011年に米国外でもCPA試験を受けられるようになったことから、2012年に海外の学生もThisWaytoCPA.comに登録できるようになった。

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