簿外債務 ( ぼがいさいむ )とは?
簿外債務とは、貸借対照表上に記載されていない債務の総称。この簿外債務には大きく分けて2種類ある。
1つ目は正規に会計処理を行った結果、記載されない債務である。代表的な例としては「偶発債務」が挙げられる。偶発債務とは、現時点では履行すべき債務ではないが、将来において一定の条件が成立した場合に発生する可能性のある債務の総称である。
2つ目は企業の業績を良好に見せかけるために、意図的に記載されない債務である。こちらは粉飾決算の手段として行われるものであり、巨額の簿外債務の発覚から経営破たんに陥るケースもある。