空き家率 ( あきやりつ )とは?
空き家率とは、国内の総住宅数に占める空き家の割合のこと。総務省が5年ごとに実施している「住宅土地統計調査」で集計、発表される。なお、調査の対象となる住宅には、一戸建て住宅のほか、賃貸住宅や別荘なども含まれる。
2013年度の調査では、総住宅数は6,063万戸、そのうち空き家が820万戸となり、空き家率は13.5%で過去最高だった。すでに総住宅数が総世帯数の5,246万世帯を上回り、家余りの状況にある中、人口減少や高齢化などにより、今後も空き家は増加する見込みで、2040年に空き家率が40%を超えるという予測もある。
空き家が放置されると、ゴミの不法投棄や放火、不審者の出入りなど、防犯面での懸念があるほか、倒壊の恐れなども生じる。そこで各地方自治体では、空き家率を下げるために、空き家の情報を提供する「空き家バンク」などの取り組みを行っている。