特別会計 ( とくべつかいけい )とは?

特別会計とは、通常の一般会計とは別建てで、国や地方公共団体が行う特定の事業や特定の資金を運用・管理するために独立して経理を行うこと。

特別会計は、国の事業収支を明らかにするための「事業特別会計」と国の資金運用収支を明らかにするための「資金運用特別会計」、その他の3区分に分けられている。その中に、国有林野事業や道路整備、港湾整備などの公共事業に関するものや、登記、国民年金、労働保険や地震再保険、外国為替資金など合わせて31の特別会計が存在し、それぞれの特

別会計ごとに収入と支出を管理している。

一般会計と政府関係機関予算、そして特別会計を合わせて「本予算」とよぶが、例外的な特別会計であるはずの予算が、一般会計よりも何倍も多いのが現状である。

また、一般会計から特別会計への繰り入れも行われている。特別会計の財源は、独自財源や民間からの借り入れなどもあるため監視が難しく、裏金などの温床となっている例も少なくない。

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