減価償却累計額 ( げんかしょうきゃくるいけいがく )とは?

減価償却累計額とは、勘定科目で用いられる固定資産の部の仕訳の一つで、間接法によって減価償却をおこなった際の減価償却費の累計額のこと。貸借対照表で、各々の減価償却資産は、取得原価から減価償却累計額を控除する形で計上される。間接法とは、減価償却費の額を減価償却した資産の勘定科目に付随する評価勘定である減価償却累計額勘定の貸方に記入する方法のことをいう。

間接法は、機械や建物などの有形の減価償却資産のみに使用することが可能であり、特許権やコンピュータのソフトウェアーなどの無形の減価償却資産(固定資産)には適用することができない。無形固定資産繰延資産などは帳簿価額から直接控除する直接法を原則としている。また、有形の減価償却資産でも直接法を適用することもある。

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