暗黒の火曜日 ( あんこくのかようび )とは?

暗黒の火曜日とは、1929年10月29日に起こったアメリカ株価の大暴落のこと。アメリカ株価の大暴落といえば、同じ年の10月24日に起こった大暴落「暗黒の木曜日」であるが、さらに翌週の火曜日(暗黒の火曜日)にも、1600万株以上が売りに出され、ニューヨーク・ダウは大幅に下落、株式取引所の機能が停止するまでの事態となり、市場が崩壊した。アメリカの株式市場は壊滅的なダメージを受け、それが世界にも波及。暗黒の火曜日は、世界恐慌のきっかけとなった。この恐慌の解決策としては、植民地を持っていたフランスやイギリスではブロック経済が、アメリカではルーズベルト大統領によりニューディール政策が行われた。2007年に上海株式市場と深セン株式市場の株価が大幅に下落したことなど、最近でも、「暗黒の火曜日」と評される事態が起こっている。

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