新興国 ( しんこうこく )とは?

新興国とは、経済、政治、軍事の分野で成長が著しい国のこと。

近年では中国、インド、ブラジル、ロシアなどが新興国といわれており、この4国の頭文字からBRICsと呼ばれている。BRICsの共通点として、広大な国土、豊かな天然資源、膨大な労働力などが挙げられる。

BRICsに次いで成長が期待される国としてNEXT11がある。NEXT11はイラン、インドネシア、エジプト、韓国、トルコ、ナイジェリア、バングラデシュ、パキスタン、フィリピン、ベトナム、メキシコからなる。

NEXT11以外に、VISTAという呼び方もある。VISTAはベトナム、インドネシア、南アフリカ共和国、トルコ、アルゼンチンの5カ国で、BRICsの成長を支える5つの条件のうち、4つまで有している国が選ばれている。

新興国に対して日本、米国、英国、フランス、ドイツ、イタリアなどは先進国と呼ばれているが、どの国もかつては新興国である時代があった。日本は欧米列強の仲間入りを果たした20世紀初頭に新興国といわれた。

環境問題や世界的な経済危機などの国際的な諸問題を議論する上では、先進国7カ国の国際会議であるG7から新興国を含んだG20へとシフトしている。

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