支払可能見込額 ( しはらいかのうみこみがく )とは?
支払可能見込額とは、クレジットカードや個別クレジットの利用者が、1年間に債務の支払いにあてられると想定される金額のこと。クレジットカード会社や個別クレジット業者には、利用者の支払可能見込額の調査が義務付けられており、支払可能見込額を超えるクレジット取引は禁止されている。
支払可能見込額は、年収から生活維持費、クレジット債務の年間請求予定額を引いた額で、利用者の支払い能力を表している。さらなるクレジット債務により、生活が成り立たなくなることがないように、支払可能見込額の算定が義務付けられている。なお、生活維持費は個別に計算するものではなく、住宅ローンや家賃支払いの有無、世帯人数に応じて法令で定められた額となる。
クレジットカードの場合、リボ払いや分割払いの利用可能枠が、支払可能見込額の90%以内に設定されるほか、個別クレジットの場合、年間の支払い額が支払可能見込額以下に設定され、支払い能力を超える契約の締結は禁止される。
2010年12月に施行された改正割賦販売法において、消費者の利益保護の観点から、支払可能見込額の調査が義務付けられることになった。
関連用語
- 改正割賦販売法 【割賦販売法】
- クレジットカード 【Credit card】
- 年収
- リボルビング払い 【リボ払い】
- ゴールドカード
- キャッシング 【cashing】
- ポイントカード 【ポイントサービス】
- CIC
- 貸金業法
- ポイント還元率 【還元率】