大証FX ( だいしょうエフエックス )とは?

大証FXとは、大阪証券取引所による外国為替証拠金取引(FX)のこと。取引の安全性や透明性を確保する目的で設けられた、公設の取引所。いわゆる取引所取引であり、店頭取引と区別される。取引所取引は2005年に登場した東京金融取引所による「くりっく365」が最初。金融先物取引法施行後、悪質な業者を排除し、安全性向上の動きに乗る形で登場した。大証FXはそれに次ぐ2番目の取引所取引として2009年7月に取引を開始した。

店頭取引と取引所取引では、取扱通貨ペア数、取引手数料、スプレッドレバレッジ、税制それぞれにサービスの差異がある。特に決定的に違うのは税制の面である。取引所取引が一律20%の申告分離式課税方式であるのに対し、店頭取引では15〜50%と幅のある総合課税方式である。総合課税方式では取引での所得が高くなるほど税率が上がっていく仕組みとなっていることから、高い金額を稼ぐ投資家ほど、税額一律である申告分離型課税方式の取引所取引が有利になる。

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