地金型金貨 ( じがねがたきんか )とは？
地金型金貨とは、各国から様々なデザインで発行されている、流通量の多いコイン。その価格は金価格と連動するため、手軽な投資対象としての魅力がある。コインショップなど多くの取扱機関で購入することができ、買うときには消費税がかかるが、売るときには消費税を上乗せした金額で売ることができる。一部の地金型金貨を除いては、貴金属店有名デパートや銀行などで容易に換金できることも魅力である。しかしひどい傷がついたり、汚れがあったりした場合には買い取り価格は下がってしまうので、慎重に扱うことが重要である。発行国の造幣局が金貨を製造するときのコストや輸送費など(プレミアム)が上乗せされているため、販売価格は金地金(バー)よりも割高だが、加工代などが極力抑えられているので収集用金貨よりは割安になっている。日本で販売されているものにはウィーンハーモニー、メイプルリーフ、カンガルー、イーグル、ブリタニアなどがある。世界で流通している代表的な地金型金貨の重さは共通で、1トロイオンス(31.1035g)、1/2トロイオンス、1/4トロイオンス、1/10トロイオンスの4種類である。