百貨店 ( ひゃっかてん )とは?

百貨店とは、小売店の形態のひとつ。日本では、衣食住の商品群それぞれを10%以上70%未満取り扱い、従業員50人以上の小売店を百貨店や総合スーパーと呼ぶ。百貨店や総合スーパーの線引きはあいまいで、はっきりしていない。全国の百貨店が加盟する日本百貨店協会があり、同協会では百貨店売上高を公表している。

1852年にはじまったパリのボンマルシェ百貨店が初めて百貨店とされている。一方、日本では1904年に東京の三越ができたのが百貨店の最初とされており、その後全国の呉服屋が三越をならって、百貨店に発展していった。また大手鉄道事業者の多くが鉄道の起点となる駅に百貨店を設立し、鉄道の利用促進につなげた。

2010年時点で日本全国に展開する百貨店として、阪急百貨店と阪神百貨店を擁するエイチツーオーリテイリング、高島屋、大丸と松坂屋を擁するJ.フロントリテイリングと、三越と伊勢丹を擁する三越伊勢丹ホールディングス、西武百貨店とそごうを擁するとミレニアムリテイリングがあり、他にも全国各地に地域中心に展開する百貨店が数多くある。なおエイチツーオーリテイリングと高島屋は経営統合する予定になっている。

近年、百貨店の売上は毎年連続して下がっており、苦戦を強いられている。

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