団地保険 ( だんちほけん )とは?

団地保険とは、賃借人も含めたマンション・団地居住者向けの保険で、そこで暮らしているうえでの災害や事故による損害を補償するものである。家財一式の損害を対象とする「物保険」、事故の際に要する諸費用を補償する「費用保険」、交通事故や団地内での障害事故などで契約者および家族が傷害を受けた場合に定額の補償を受けられる「傷害保険」、「借家人賠償責任保険」と「個人賠償責任保険」の2つで構成される「賠償責任保険」の4つが組み込まれている。費用保険においての諸費用には、災害によって緊急に衣服や寝具が必要になったときの「臨時費用」、コンクリート壁の剥落や建物内の設備配管の不具合を修理するときの「修理費用」、災害があったときにそれ以上損害が拡大しないようにするための「損害防止費用」などがある。また「借家人賠償責任保険」とは賃貸用の一戸建て・マンション・アパートの入居者が誤って火災を起こして大家に賠償金を支払う必要が生じたときの特約であり、「個人賠償責任保険」とは保険加入者本人やその家族が、誤って他人の所有物を壊したり他人に怪我をさせたりしたときに、その賠償金や弁護士費用に対して保険金が支払われるものである。

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