内外価格差 ( ないがいかかくさ )とは?

内外価格差とは、同一の商品やサービスの価格について、国内価格と海外価格の差をいう。日本は他国に比べて物価が高いといわれており、内外価格差を拡大する大きな要因となっている。日本の物価が高い原因としては、日本の経済的規制が多いこと、流通機構が複雑なこと、あらゆるコストが高いことなどが上げられる。また、内外価格差は購買力平価を実際の為替レートで割った数値で表される。通常は調査した時点の為替レートを用いて換算するため、為替レートの変動は内外価格差に大きく影響する。円安であった80年代前半は物価水準が低かったものの、1985年に締結されたプラザ合意以降に起こった急激な円高により物価水準も急速に高まり、内外価格差が大きく拡大した。

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