代理店契約 ( だいりてんけいやく )とは？

代理店契約とは、継続的取引契約のひとつ。メーカーなどの商品供給者のために商品を売買して、手数料を受け取るという契約。売買契約は供給者と顧客の間で結ばれ、代理店は仲介者となる。代理店契約では、供給者から代理店に対して販売価格、販売数量、販売地域などに関して制約を設けることが考えられるため、代理店側としては契約時に十分な注意が必要となる。

代理店契約は継続的取引契約となるため、供給者が商品を継続的に供給することが求められる。商品の供給を停止すれば、代理店は供給者に損害賠償責任を追及することもできる。反対に供給者からは代理店に対し、商品を供給する見返りとして連帯保証人、根抵当権、抵当権などを求めることがある。

なお、代理店契約と類似した契約に特約店契約がある。特約店契約では特約店が供給者から商品を購入したうえで、顧客に販売するという方法を取っており、売買契約は特約店と顧客の間で結ばれることになる。