一年以内返済長期借入金 ( いちねんいないへんさいちょうきかりいれきん )とは?
一年以内返済長期借入金とは、当初は5年や10年など、1年を超えて返済する長期借入金であったが、その中で、決算期後1年以内に返済期限の到来する借入金のこと。企業会計上では、バランスシート(貸借対照表)で使用される勘定科目の、流動負債の部の仕訳のひとつ。決算期後1年を超えて返済期限の到来する、銀行や関連企業、取引先、個人からの借入金や、手形借入金や当座借越については、固定負債の部の長期借入金の勘定科目を使用するが、そのなかで、返済期限が決算期後1年以内にあるものを振替えるための勘定科目である。貸借対照表のルールであるワンイヤールール(1年基準)にのっとった記載方法である。借入金には利息の支払いもあるので要注意。返済は、減価償却費と利益の範囲で行われる。また、もともと、3ヶ月、6ヶ月など1年以内の短い期間で返済する借入金の場合には、流動負債の部の短期借入金の勘定科目を使用する。長期借入金と短期借入金の大きな違いは、返済期間だけである。