レイオフ ( )とは?
レイオフとは、不況や会社の業績不振により雇用調整が必要なときに行われる解雇のこと。米国の企業で行われる雇用調整の手段として一般的である。不況や会社の業績不振ではなく。個人やチームの業績不振を理由として行われる解雇は、「ターミネーション(termination)」または「ファイヤー(fire)」と呼ばれる。
元々は再雇用を前提とした一時解雇を意味しており、景気や業績が回復した際には、再雇用が行われていた。しかし、現在では再雇用の有無にかかわらず、一定規模で行われる解雇のことを「レイオフ」という。米国の企業では勤続年数にもとづく「先任権」が重視されており、レイオフが行われる際には、勤務年数が少なく先任権の低い社員から解雇される。再雇用の際にも、先任権の高い者から順に再雇用される。
日本の企業では雇用の維持が重視されているため、レイオフという形での雇用調整はあまり行われず、早期自主退職制度や新卒採用の抑制によって雇用調整が行われることが多い。