リバースモーゲージ ( )とは？

リバースモーゲージとは、高齢者向けの住宅担保年金のこと。持っている土地や建物を担保とし自治体や金融機関からお金を借りるローンの制度の一種で、1960年代にアメリカの民間業者が始め欧米で多く活用されてきた。日本では、1981年に東京の武蔵野市が最初に導入したといわれており、地方自治体が直接融資する方法で始めたが、現在では金融機関を介する方式などもある。借りたお金は担保となっている土地などを返却することによって返済するが、返済の時期は基本的に利用者が死亡したときと想定されており、またこのときの担保の清算はお金を貸した側が行う。ただし土地などの不動産価格が下落したり利用者が長寿化すると貸し出しがストップされる可能性があることに注意を要する。土地や持ち家などの資金はあるが現金収入が少ないといった高齢者に適したものである、手続きが煩雑であったり子供たちとの相続トラブルにつながることにもつながるため、利用者はまだ少ないのが現状である。 取り扱っている主な機関には中央三井信託銀行や東京スター銀行などがある。

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