リスクプレミアム ( )とは？
リスクプレミアムとは、リスクに応じて投資家が期待する上乗せ分の収益のこと。
株式市場全体の利回りと、リスクフリー・レート(国債の金利)との差でもあり、投資に対する割高や割安を長期的に判断する投資尺度である。株式市場も債券市場も価格変動はあるが、債券の価格変動幅は、株式の変動幅に比べると小さいので、債券投資はリスクが少なく安定性のある投資と評価されている。そこで、リスクフリーの証券(長期国債など)と、大きな値上がり益を得られる可能性があり、高いリターンを期待するがリスクの大きい証券がある中で、どれだけ利回りに上乗せすればリスクの大きい証券を買う気になるかという期待収益率をいう。リスクが大きい証券に対しては、その分高いリターンを期待するため、リスクプレミアムの大きさはリスクの大きさと比例する。
実際に株式と債券が、ある一定の期間にどの程度のリターンを上げたか、というデータとしてマーケット・リスクプレミアムがあり、通常、長期のデータが使用されている。