ストリップス債 ( ストリップスさい )とは?

ストリップス債とは、債券の元本部分とクーポン部分が分離されて個別に取引される債券のこと。元本部分とクーポン部分が分離されることで、それぞれが利払いのないゼロ・クーポン債となる。分離されることで、投資家には満期までの期間の選択肢が広がるというメリットがある。また、ストリップ債にはクーポンがないため税制上のメリットもある。なお、米国財務省証券(米国債)をストリップ債にしたものが広く流通しているが、これを指してSTRIPSと呼ぶことも多い。以前は米国国債等のストリップ債に取引が限定されていたが、2003年に施行した新振替決済制度により日本の債権のストリップス化が実現した。

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