ギリシャ財政危機 ( ギリシャざいせいきき )とは?
ギリシャ財政危機とは、2009年頃からギリシャ政府の財政が悪化した問題。2009年10月にギリシャでは政権交代があり、前政権が財政赤字を過少に計上していたことが明らかになった。ギリシャの2009年の赤字はGDP比で12.7%であることが分かり、前政権が発表した5%超の2倍であることが明らかになった。
財政赤字が拡大していることが明らかになったことで、ギリシャの統計データへの信頼が失われるとともに、債務返済能力も疑われることになり、ギリシャ国債の格付けが引き下げられた。EUの執行機関である欧州委員会は、ギリシャの政府債務残高は2009年末にGDP比で110%を超えていることを発表した。
ギリシャの財政悪化によって、欧州統一通貨であるユーロの信頼も揺るがすことになり、為替相場でもユーロ安が進んだ。
関連用語
- ユーロ 【EUR】
- GDP 【国内総生産】
- EU 【欧州連合】
- IMF 【国際通貨基金】
- 債務不履行 【デフォルト】
- PIIGS
- ECB 【欧州中央銀行】
- 市場 【マーケット】
- 国債 【government bonds】
- トレンド 【傾向】