りそな銀行 ( りそなぎんこう )とは?

りそな銀行とは、2003年3月に大和銀行とあさひ銀行合併し、りそな銀行と埼玉りそな銀行に分割することにより誕生した都市銀行である。総資産2,799億円、支店数336店舗を有し、本店は大阪市にある。

2003年3月の誕生直後、りそな銀行は国有化されることとなる。発端は、将来の収益性などについて監査の際にトラブルがおこり、その結果2%台に転落する可能性が出てきたことである。(国内基準では当時、自己資本比率は4%以上とすることが定められていた。)そのため、預金保険法に基づく資本注入を政府に申請し、総額1兆9660億円に及ぶ公的資金がりそな銀行に投入された。その際、普通株による資本注入が行われたためにりそな銀行は国有化されることとなった。

国有化後には、従来の内部の経営陣に加えて外部からも経営者を招聘することにより新たな経営体制が確立された。今後は新たな業務形態の模索、業務の整理などを通してリテール業務を強化する経営戦略をとり、他のメガバンクとの差別化を図っていく模様だ。

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