たばこ税 ( たばこぜい )とは?

たばこ税とは、たばこに対して課される租税のこと。

例えば、300円の紙巻たばこ1箱のたばこ税の内訳は、国たばこ税が71.04円、地方たばこ税が87.44円(都道府県たばこ税21.48円と市区町村たばこ税65.96円の合算)、1998年から適用されているたばこ特別税16.40円となり、たばこ税の合算は174.88円となる。

また、「たばこ」にはこの他に消費税がかかっている(前記の例だと14.29円)ので、全部で4種類の税金がかかっていて、ガソリンやビールなど高負担税物品の中でも税負担率の高い商品である。一方、世界的にみると先進国のなかでは日本のたばこの価格はとても安く設定されている。

また、国たばこ税のうち25%は、地方交付税として地方に配分される仕組みになっている。

たばこ税を納めるのは、国産たばこの製造業者や外国たばこの輸入業者、及び卸売業者で小売販売業者にたばこを売り渡した者。しかし、小売価格に税金が含まれているため実質的にはたばこを購入した人が納税していることになる。たばこの銘柄によっての納税額の差はないが、政策的な理由から県たばこ税が安く設定されている銘柄もある(例えば、石川県ではゴールデンバッド、わかばなど)。

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