IDB ( )とは?

IDBとは、1959年に設立された国際開発金融機関の一つ。世界銀行アジア開発銀行などもこの国際開発金融機関に含まれ、IDBは世界銀行に次ぐ規模を誇る。設立目的は中南米の持続的な経済発展支援と貧困削減であり、他国際開発機関と共に道路や発電などインフラの整備、行政組織の開発、あるいは環境問題や復興支援に資金の提供を行っている。本部はワシントンDCにあり、加盟国の代表(財務大臣あるいは中央銀行総裁)による総務会が最高意思決定機関だが、日常業務は理事会に委託されている。

現在、ラテンアメリカとカリブ諸国の26ヶ国が借入国として加盟しており、日本は1976年にアジアで初めて債権国となった。日本が独自に行っているプログラムとしては1999年から始まった「ジャパン・プログラム」が挙げられる。このプログラムの目的は、借入国が日本やアジア諸国から経済や社会開発を経験から学ぶことであり、日本が主な資金援助を行っている。

研修プログラムや政策の比較研究、ワークショップなどが行われ、東アジアと中南米カリブ諸国のネットワーク作りも担っている。

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