DCM ( ディーシーエム )とは?

DCMとは、小売店が顧客の購買状況を管理して商品の品揃えを管理する経営手法のこと。顧客を起点にすることで、市場の変化を敏感に察知し、流通、生産、商品開発にフィードバックすることができ、小売店主導のバリューチェーン形成することができる。

DCMではPOSシステムなどを導入して、顧客の購買状況をリアルタイムで把握し、精度の高い需要予測を実施することで、売れる商品を確実に店頭に提供することができる。

小売店ではなく、メーカーが主導し形成するバリューチェーンをサプライチェーンマネジメント(SCM)という。原材料の調達から生産までをコンピューターで管理するSCMでは余剰在庫の削減に効果があるが、天候や立地などに左右される小売店のニーズには機敏に対応することが難しい。

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