長期前払費用 ( ちょうきまえばらいひよう )とは?
長期前払費用とは、企業会計上、バランスシート(貸借対照表)で使用される、固定資産の部の「投資その他の資産」の仕訳のひとつのこと。役務の提供などを受けるために、すでに支払ってある前払費用のうち、決算日の翌日から起算して1年を超えてから費用となるものを管理するための勘定科目である。毎年の決算時には、長期前払費用の中で、決算日の翌日から起算して1年以内に費用となるものを、前払費用の勘定科目に振り替えて計上する必要がある。例えば、保険料として5年分を一括払いした場合や、機材をリースした場合のリース料、2年後に開催予定のイベントへの出展費用などが長期前払費用の仕訳となる。支払いは済んでいるが、これから役務の提供を受ける予定であることがポイントとなる。