金融ビッグバン ( きんゆうビッグバン )とは?
金融ビッグバンとは、1986年にイギリスで実施された一連の証券制度大改革のこと。「宇宙創造時の大爆発=ビッグバン」に例えて命名されている。
コンピュータ使用による株式取引の無人化、日本の有価証券取引税にあたる株式取引の引き下げ実施など、国際金融センターとしてのシティ(=ロンドンにある銀行、証券、保険などが密集した金融の中心地)の地位確立のため、決済システムの整備や、金融市場の規制緩和・撤廃による改革によって活性化が図られた。
日本版金融ビッグバンは1996年に提唱され、銀行、証券、保険などの壁をうち破り、フェア、フリー、グローバルの3原則にもとづいて東京市場をニューヨークやロンドンのような国際市場にする目的で行われた。