金利スワップ ( きんりスワップ )とは?
金利スワップとは、同一通貨間の異なる種類の金利を交換する取引のこと。通常、元本の取引はせず、金利を計算するために名目上の元本を決めており、これを想定元本と呼ぶ。スワップとは交換するという意味。
例えば固定金利と変動金利を交換するという金利スワップがある。将来金利が低下すると予測すれば、固定金利建て借入を、変動金利建て借り入れに交換する。反対に初来金利が上昇すると予測すれば、変動金利建て借入を固定金利建て借り入れに交換する。
一方、金利スワップの他に通貨スワップがあり、こちらは異種通貨間の異なる種類の金利を交換する取引のことで、元本の交換も含まれている。
スワップは、現物取引と比べてコストが小さく、事務手続が簡単なのが特長となっている。例えば、債務を交換するには、煩雑な法的手続きが必要だが、スワップ取引を使うと、金利支払い部分を交換するだけで、法的な手続きなしに債務の交換を行うのと同じ経済的効果が得られる。
関連用語
- スワップ 【swap】
- 変動金利 【variable rate】
- 金利 【money rate】
- 固定金利 【fixed rate】
- スワップポイント
- 豪ドル 【AUD】
- TIBOR 【Tokyo Inter Bank Offered Rate】
- 長期固定金利
- レバレッジ 【leverage】
- 短期金利