監理ポスト ( かんりポスト )とは?

監理ポストとは、上場されている有価証券が上場廃止基準に該当するおそれがあると認められた場合に割り当てられるポストのこと。上場廃止基準は、上場株式数、株式の分布状況、売買高、上場時価総額、債務超過などで、これらの一項目でも抵触する疑いがあれば監理ポストに入れられる。例えば経営不振などのニュースが伝えられたにもかかわらず説明が不十分な企業や、浮動株の不足などがある企業の株式が監理ポストに入れられる。通常の上場ポストは一般ポストと呼ばれる。

上場廃止基準に該当するおそれがあると認められた事実を投資者に公表し、対応措置が取れるように一般ポストから監理ポストに割り当てられ、この時点では株式の売買が認めれらている。

監理ポスト銘柄が、上場廃止基準に該当しないことが明確になったときは一般ポストに戻され、上場廃止基準に該当するという判断が正式に下った場合は整理ポストに移される。整理ポストに入った銘柄は原則として1ヶ月後に上場が廃止される。監理ポストの銘柄はマネーゲームの対象として、ときに人気づくことがある。

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