政治献金 ( せいじけんきん )とは？
政治献金とは、政治家が政治活動をする上で必要となる資金を、個人や団体が提供すること。
企業からの政治献金は企業献金、団体献金と呼ばれ、個人からの政治献金は個人献金、カンパと呼ぶ。企業献金は政財界の癒着につながる恐れがあると疑問視する意見がある一方で、社会貢献のひとつであるとする意見もある。
政治資金規正法では政治献金のことを寄附と呼んでおり、政治家個人への献金を禁止し、信金管理団体や後援会など、政治家の政治団体が寄附を受け付けている。政治団体への献金は個人献金のみ可能となっている。政治家の政治団体への政治献金以外に、政党への政治献金があり、企業献金は政党への献金としてなされている。
政治献金は法人政党としての要件を満たしている政党が受け取ることを許されており、法人要件を満たしていない政党や、無所属の候補者が政治献金を受けることはできない。そのため政治資金に格差が生まれ、選挙活動などに影響が出る。
政治献金には献金を受ける側に年間で上限があり、個人から政党への献金は2,000万円、個人から政治団体への献金は、1団体に150万円、総額で1,000万円で、企業や団体から政党への献金の上限は資本金などに応じて750万円〜1億円。上限を超えた献金は違法献金となる。